2014年4月5日土曜日

20xx年 春『鉛筆』



古くから 使われてきた筆記具。
その特徴は、鉛筆で書けば、消す事ができる点である。
基本的に《鉛筆》は黒いが、《色鉛筆》となれば、様々な色がある。
不思議なことに《色鉛筆》の中にも黒色が 存在する。
(うろおぼえ主観辞典より出典)


今にして思えば、なぜ小学校では 鉛筆しか 使ってはいけなかったのだろうか。

初等教育の六年を終え 次の三年の区切りに進んで、ようやくシャーペンを許可された時は 妙に嬉しかった。
小耳に挟んだ話で、小学生の握力だとシャーペンは適していないから という噂があったような気がするが
 個人的には
 鉛筆の消費と存在意義に関わる 取り決めが、日本鉛筆復興委員会との間に交わされている説が 最有力である。


現在、見た目のスタイリッシュさも合間って書いて消せる筆記用具といえばシャーペンである。


それでもなお あえて鉛筆を使用するのは  主に小学生か、美大生(美大受験生も含む)くらいではないだろうか。

そんな、 急激に進む鉛筆離れを憂いて日本鉛筆復興委員会は発足された。


彼らは高らかに叫ぶ。
『シャープペンシルは、芯が本体と切り離されている!
万一芯を紛失した場合、筆記具としての機能を消失してしまう!背負うべき使命を全うできず何が筆記具だ!』

それに対し、ペンシル連盟も応戦する。

『鉛筆も芯が折れたら、書けないではないか。』

『鉛筆削りを使えばいいのだ!』

『鉛筆削りを紛失したらどうするのだ。』

『カッターナイフを使えば…』

『紛失したらどうするのだ。』

日々、密かに熱い舌戦を繰り広げているに違いない。


名前からは想像しがたいが 日本鉛筆復興委員会は 恐ろしい組織である。
彼らの怒りを買うと鉛筆の濃さを変えられてしまう。

HBはB4の濃さにされ、2Hは5Hまで薄くして販売される。
9Hから6Bまでの美しいグラデーションが台無しである。
全国の美大受験生が 頭をかきむしって悲鳴をあげるかもしれない。
試験のデッサンには受験生の人生が かかっているのだ…。


そして委員会は ついにある計画をj…


ハッ…!!
…。
本当は赤青鉛筆の事を書くつもりだったのに、ツラツラと鉛筆だけで長文になってしまった…。


近日公開!!
(…かもしれない!)
 語れ!
(独りよがりに!)

ああ、哀愁の《赤青鉛筆 編》