2017年7月18日火曜日

消失する物語



先日、友人からある人の事を聞いて、そうゆう考え方の人もいるのか…。と興味深く思った事がある。なんでも、その人は物語に『根本のテーマ』や『隠された意味』みたいのがあると拒否感が生じてしまうらしい。(解釈間違ってたらごめん)

●●●は 直接的すぎると届かない伝えたい事を、比喩などで届ける事が、物語の存在意義のひとつだと漠然と考えている。

なぜ、その人(便宜上 次から『?さん』と表記する)はそんな考えになってしまったのか、はたまた幼少期からそうだったのか…。
と、?さんの子供時代まで思いを巡らせて ふと疑問点が浮かんだ。
?さんは小さい頃、昔話やグリム童話集、おとぎ話に触れて来なかったのだろうか??
あれらこそ、『教訓』や『根本的テーマ』の純度が高い物語群である。

そういえば、最近では、親が読み聞かせたりしないかぎり、昔話などを知らずに大人になる人が増えていると小耳に挟んだ。

昔話と根本的なテーマを忌諱する傾向に、もしも関連性があるのなら  ?さんのような考え方の人は益々増えていくのかもしれない。
確かに、深い意味を持たず、読者を喜ばせるというのも物語の一面である。

しかし、●●●は強欲なので、自分が作者なら人の記憶に残りたいし、あわよくば時代を超える作品を作りたい。
辺りを見回すと、現代まで残っている物語は強烈な何かしらの思いがある気がする。

考え方は色々あっていいけれど、苦手意識を持たずにどうか沢山の物語に出会ってほしいと赤の他人ながら願ってしまう。
単純にもったいないと思うんだよな〜。
深読みは紀元前から続く受け取り手の醍醐味だぜ?

※画像は後日差し替えます。

2017年7月12日水曜日

お洒落っぽい言葉は大抵

フランス語である。

『ジビエ』
狩で手に入れた動物の食肉を意味するフランス語。

ヨーロッパでは高級品とされるが、日本では 狩猟肉のイメージだったり(臭みや固さなど)、処理施設が少ないのと、流通が整っていないなどが 原因でイマイチ パッとしなかったが、最近は国が本腰を入れて広めようとしているそうだ。
へぇ〜とそんな話を知って すぐにこのメニューを発見した。
…。ジビエコロッケ…。…。
肩に力を入れずに、鹿肉コロッケでも大丈夫だよ!!お洒落な言葉は、すぐにカッコ悪くなるから取り扱いが難しい…。