2015年3月30日月曜日

20××年 春『ギャップ』



差異。
意外性。

今回は意外性のこと。
人間はギャップに 弱い。

意外性賛歌の 古典的模範回答は 雨の中 捨て猫に傘を差し出す不良である。
(うろおぼえ主観辞典より出典)


本来 小さいものが大きかったり、反対に 大きいものが 小さかったりすると 
果てしない ときめきがあるのはどうしてなんだろう。

ドールハウスだったり、 洗濯板サイズの 板チョコだったり…

おそらくそれは、ギャップである。


見慣れている もの、ことが常識、テンプレートからはみ出していると起こる驚きが 好感につながるのだ。

非日常ゆえの気分の 高まり。

土台がないと感じられない複雑な感情。

ふと、ここで疑問に思うのは、もし 生まれてこの方 象を生で 見たことのない人物がいたとして、象と言うのは、手のひらサイズの小型の動物であると教え込まれていたならば、目の前に巨大な姿で現れたら ギャップを感じてときめくのだろうか。

それとも、今までの自分の常識が 間違っていたと気がつくのだろうか。
そういう実験が 現実にされているなら、是非 論文を 読んでみたい。

しかし、結構 その被験者の人生に踏み込んだ実験なので、道徳的に
無理かもしれないなぁ〜。