●●●が『spec』という物語が 好きな理由は、 ガツンと原液そのままな所だ。
近年、より顕著になっているが
視聴者の好みも細分化してきて、 受け皿を増やす為に 原液を薄めた作品ばかり蔓延している気がする 。
確かに、口当たりはいいかもしれない。でも、薄くて 心にも記憶にも残らないのだ。
あのシーンが観たいと、思い出せないのだ。
『spec』は、絶対 万人受けはしない。
強すぎるからだ。難しいものも難しいままである。 マイルドとは程遠い。
でも、だからこそ 自分の好みに出会えて、嬉しかったし、 この ご時世に原液のままでいて とてもカッコいいと思った。
『spec』には、色々と好きなシーンがあるのだが、
絶対絶命の危機に、もう1人の主人公『瀬文 焚流(セブミ タケル)』を呼ぶ場面である。
『spec』の登場人物の何人かは、 とても深い名付けの理由が存在する。
中でも、『瀬文 焚流(セブミ タケル)』には、様々な意味づけがされていて 苗字に込められた
セブミ→ セーブ ミー→ Save me
が、とても効いているのである。
『当麻』は ただ、『瀬文』と呼んでいるだけなのに、
『助けてっ!!!』と、悲痛に叫んでいるように聞こえ このシーンの為の名前だったのか?!と妙に感動した。
ちなみに、名前も加えると
Save me take loop.
劇場版を観終わると、この名の深さに泣きそうになるのであった。
※諸説あります。
もしも、ご興味を持たれた方はドラマ版だけでも、 ご覧になってみてください(宣伝)
お口に合えば 幸いです。